どんど焼きのお団子を焼く棒(枝)について
こんにちは、まゆこです。
1月14日、山梨県中央市玉穂地区下三條のどんど焼きに参加しました。
地区児童館の広場で行われた下三條のどんど焼きでは、オコヤ等は作らず、シンプルに習字紙を燃やしたり、団子を焼いていましたが、参加している大人も子供たちも年に一度のどんど焼きの火に神聖なものを感じるのか、なんだかとってもまじめな表情で集っていましたよ。
今回の「まゆつぶ」は、燃え盛る火でおだんごを焼くための装置が、みなさんそれぞれでとても興味深かったのでレポートします♪ 参加者のおだんご焼き棒を分類してみますと、
左から、「つりざお型」、「首飾り型」、「枝刺し型」がありました。 旧来からあるのは、繭玉などに見立てて作った丸いおだんごを、切ってきた木の枝分かれした先に、お花のように突き刺す「枝刺し型」だと思います。
しかし、まゆこが下三條で、今回目撃したおだんご焼き棒は、角材におだんごを一列に突き刺した針金をくくり付けるものが半数を占めていたのでした。 このタイプにも2種類あり、針金の先についたおだんごが右に左にぶらんぶらんする「つりざお型」と、おだんごを刺した針金の両端を角材にくくり付けた「首飾り型」がありました。
「つりざお型」は、棒の先にくくり付けた針金の先におだんごをまとめて5個突き刺してぶらさげるもの。
「首飾り型」は、棒の先にくくり付けた針金におだんごをアクセサリーのように突き刺し、針金のもう一方の先を棒先の20センチくらい下にネックレスのようにくくり付けたもの。
まだまだ自然豊かだと思っていた中央市ですが、新興住宅街では、おだんごを突き刺すのにちょうどよい枝を手に入れることがだんだん難しくなってきているのでしょうね。 どんど焼きの行事そのものだけでなく、おだんごを焼く棒もホームセンターなどで手軽に購入できる角材へと変化してきたわけですね♪
枝刺し型のおだんごをもったあるお年寄りが、角材に針金仕立てのおだんご棒を見て、「お嬢ちゃんち、うまく考えたじゃんけ。うちも来年からそうするだ」と声をかけていました。
また、そんなに広大ではない児童館の広場でのどんど焼きは、子供たちがお習字の紙をバサッと投入するたびに、しばらくすると風にあおられて火の粉が敷地外へ空高く飛んでいこうとします。 何人もの消防団の方々が、必死に、飛び散る火の粉が遠くに舞い散らないように阻止してくださっている姿が印象的でした。
しかし、どんど焼きの様子は少しずつ変化しても、小正月の神聖な炎に集う人々の心は、昔も今もあまり変わらないのではないかな、という気もします。
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