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2014年1月13日 (月)

馬と蚕の版木

 こんにちは、まゆこです。

 本日は、ただ今開催中のミニ企画展「ウマ・馬・午」(平成26年1月5日~3月2日)の展示より、まゆこお気に入りの一点を依怙贔屓でご紹介したいと思います。

 Dsc_5784 西島和紙の紙張幕の意匠

 「超リアルなお蚕」と「一ノ瀬桑」、「馬」、「繭」が図案化されています。なかなか秀逸でしょ♪

 これは「紙張幕(しちょうまく)」という養蚕用具に押印されたマークです。

 「紙張幕」とは、蚕室に蚊帳のように天井から床まで張り巡らせて使う、大きな紙でつくられた幕のことです。蚕の保温や防寒のために用います。主に掃き立てたばかりの1齢から2齢の蚕(稚蚕)を寒さから守る目的で使用されました。

 山梨県の紙の産地である市川大門町(現市川三郷町)と中富町西島(現身延町)で生産され、全国各地の養蚕家に販売されていました。

 開催中のミニ企画展では、身延町歴史民俗資料館よりお借りした「西島和紙の紙張幕版木」を展示しています。大型の紙に押印されただけあって、約35㎝×約40㎝の大きな版木です。

 Dsc_1979 蚕の頭部の描写も細部まで超リアル!蚕好きのまゆこにとっては感激の版木です♪

 しかし、なぜ養蚕の道具に馬の図柄が入っているのでしょうか?!

 実は、ミニ企画展でもパネルでご紹介していますが、市川大門町でつくられていた紙張幕にも「馬と繭」が図案化されています。

 養蚕と馬とのつながりは、古来中国からの伝承である「馬と娘の悲恋物語」がベースとなっています。この物語は日本に広く伝承されるに従ってそれぞれの地域で様々なパターンの民話に変化していきましたが、基本的には「娘に恋した馬が、娘の父親の怒りをかって殺されてしまい、死んだ馬の皮が娘を包み込んでさらっていき、桑の木に引っ掛かっているのをみつけると・・・、美しい糸を吐くおかいこが発生していた」というようなストーリーになっています。

 馬と人間の関わりを探るただ今開催中のミニ企画展ですが、その中でも、中央市豊富地区の養蚕農家でも稚蚕飼育所が設置される昭和40年代までよく使用したという「紙張幕」は、地域の方々にとっても懐かしい資料なのではないでしょうか

 是非、「馬と蚕」の関係にも注目してご覧になってみてください♪

 Dsc_5786 ミニ企画展開催中は「藁馬づくり」も体験できます! どんど焼きの時に連れて行って、道祖神さまにお願い事をすると、きっと良いことがありますよ!

Photo まゆこ

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