小麦(1)
急に寒くなったじゃんね。風邪をひいちゃあいんけ?ぬくといほうとうでも食って温まれしね。
小麦を蒔かなきゃならんから、土を作ってたりして忙しかったよう。
7月ごろに資料館に来る途中で、麦刈りをしてるところに出くわしとうっちゅうわけ。小麦がどんどんでっかくなっていくのを通るたんびに見て、小麦を育ててみてえようと思ってとうけんど、だまってもらうわけにもいかんから指をくわえて通るだけだっとうさ。
ちょうどよっかっとう。「小麦を蒔きたいから、ちっと分けとくんなって。」と頼んだら、一束くれそうになったから、「そんねんもらっても困るから。」って、ちっともらってきとうさね。 穂からはずした実
夏のあいさ資料館に飾っといて、さあ、蒔かっかなと思って実をはずしたら、何にもしんでも殻がむけちまっとう。米とは違うだねえ。昔、麦を蒔いた時に殻なんかついていなかった気がしたけんど、簡単にとれちまうだからついてっこねえさね。
プランター3個に蒔いてみたけんど、芽が出るが楽しみのようの、不安のようの。プランターでも麦踏みをするずらか。うどんにするほどたいへんは取れんらなあ。
書いてたら、昔うちで麦を作ってた頃のことを思い出したさ。そのころはそこらじゅうで麦を作ってとうだから、麦なんかめずらしくもなかったけんど、今じゃあ麦を作ってるうちはめったにねえから、めずらしいよね。思い出したこんがたいへんあるから、書いたら読んでおくんなって。
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