草木染めの見学
こんにちは、まゆこです♪
同じシルクの里公園内で、豊富郷土資料館の隣にある施設「しるくふれんどりぃ」には、温泉・宿泊施設の他に、繭玉工作や機織り、陶芸などの体験工房があります。
今日はその体験工房を使って、豊富地区で平成2年から活動しておられる『つむぎの会』の皆さんが、なにやら楽しげに作業をしていらっしゃるではありませんか!
にぎやかな声に誘われたまゆこは、草木染め作業を見学させていただきました。
なんてきれいな茜色! これは「アカネ」という木の根っこを煮だして染めたものだそう。
この植物は「ソヨゴ」といい、葉っぱを煮て染料にするそうです。そしてその葉で染めると・・・。
染める時に、このように割り箸で留めたり、絞りをいれたりしておけば・・・。
このほか黄色に染まった布は、「ザクロ」の実の皮を煮だした染料を使ったものです。
初めて草木染めを見せてもらったまゆこは、驚きと感動の連続でした♪
草木から染料をとるのにも、個々の植物によって、根や葉、実など、どこの部位から抽出するかは、長年の先人の知恵が積み重なって導き出されたものなのでしょう。
また、染料の使い方にもいろいろあったり、染める布地の素材によって染まり具合が違うなど、草木染めという作業のみでもほんとうに奥深い知識が必要なのだとわかります。
資料館所蔵の手織りの紬の着物の数々も、各家庭に伝わる様々な知識をもとに、たくさんの工程を経て作られた一着なのですね。
『つむぎの会』のみなさんは、四季折々の植物を使っての染物の他に、糸紡ぎ、機織りもなさっています。
資料館で飼ったおかいこさんが作ってくれた大切な繭を、どのように使って資料館活動に生かしていくか、たいへん貴重なヒントをいただきました。
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