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2013年9月 8日 (日)

角真綿づくりに挑戦①

こんにちは、まゆこです♪

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 角真綿づくりに挑戦しました!

 

 まず、真綿とは、おかいこさんのまゆからつくったシルク100%の綿のことです。真綿には、角真綿と袋真綿があり、まゆを煮て伸ばす際に、角型に成形して乾燥させたものが角真綿、袋状に乾燥させたものを袋真綿というそうです。

 

 今回は、角真綿に挑戦です。 4個のまゆを使い、伸ばして拡げて重ね、一枚の角真綿になります。

 

 事前準備として、まゆは1時間水に浸した後、1リットルの湯を沸かした中に重曹4グラムを入れ、そのなかにまゆを投入し、1時間とろ火で煮てあります。そして、きれいな水で煮たまゆをよくすすぎ、重曹とさなぎから出た油分をよく落とします。

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 さて、下準備のできたまゆが水に浮かんでいます。

 

 まずは、

 

 ① まゆの層の一番薄くなっているところを探して、破きます。

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 ② 破いたまゆを、左手の親指以外の4本の指を使って、外側から内側へと押し拡げながらひっくり返し、中に入っているさなぎと抜け殻を取り除きます。

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 ③ ムラが出ないように、なるべく均一にひっぱり拡げながら、上から下へと木枠にかけていきます。

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 ④ 4個分のまゆを木枠にひっかけました。

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 ⑤ 木枠から4枚まとめてはずし、折りたたんでまたすすぎ、拡げた状態で、裏返したざるにのばして乾かします。

 

 ⑥ 完全に乾燥して完成です。

 まるで、角真綿づくりに熟練したもののように、手順を語ってしまいましたが、実は、大手無料動画サイトの映像を何度も繰り返し見て、イメージトレーニングを重ねた末に実行しました。 まゆをひっかける木枠も、動画で見たものを参考にし、工作の得意な職員がまゆこのわがままなクレームに耐えながら、作ってくれました。(Mさんに感謝♡)

 

 まゆを煮る加減(火加減)がわからず心配しましたが、初めてにしては破れずに、まあまあうまくいったのではないでしょうか? 次回はまゆを煮る火を強くしてみて、もっとムラなく木枠に拡げられるように、技術向上させていきたいと思います。

 

(ところで、この真綿をひっかける木枠は、何という名の道具なのでしょうか? わかりません。来館されたお客様に聞き取り調査していますが、今のところ不明です)

 

 真綿は、お蚕が作るまゆを切らずにそのまま引き伸ばしたものなので、毛羽立ちがなく、ふんわりやわらかくて、とても暖かいのだそうです。織物ではないけれど、一枚の上質な布のようです。 かつては、はんてん・夜着・ちゃんちゃんこ・布団などに使われ、冬の防寒に欠かせない素材でした。

 

 来館されたお客様に伺うと、「おばあさんが家で角真綿を作っていたのを興味深く見たおぼえがある」「布団をつくる手伝いをしたときに、二人一組になって角真綿の四隅を持ち、いっきにひろげ伸ばした記憶がある」「真綿っちゅうのは、すごい伸びるだよね」など素材としての面白さが多く語られます。

 

 できあがった角真綿は、ハンカチくらいの大きさです。おかいこの吐く糸は断面が三角形で、顔などをぬぐうと、汚れをよく落としてくれるということもあるようです。

 

 おかいこさんは、昔から私たちに様々なすばらしい恵みを与えてくれているのですね!

 今日のお蚕さん

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 3齢・3日目・ふ化から10日目(体長2㎝)

 

「あなたたちのまゆで、真綿をつくらせてほしいです。たくさん食べて、元気に育ってください。よろしくおねがいします」

Photo
 まゆこ

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