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2013年9月 1日 (日)

第1回歴史文化講座開催

Img_0083 8月31日午後1時半から、山梨県立大学特任教授の輿水達司先生をお招きして「富士山の地質の歴史」について、90分ほど講演をしていただき、熱心な質疑が行われました。
輿水先生は、富士山の出現が、単純に富士山だけで火山として成立したのではなく、大陸側にあるユーラシアプレート・北米プレートの下に、海洋プレートである太平洋プレートやフィリピン海プレートが潜り込む過程で、4つのプレートがぶつかり合う場所に富士山が出現したことから、極めて特異な火山であるという説明がありました。
しかも富士山の下には小御岳火山、古冨士火山が積み重なり、最後に1万年ほどの間に新Img_0085 富士山が形成されて、今日の姿になったものの、山体崩壊や新たな噴火により、現在の美しい姿が将来にわたって残されていく可能性は低いことなども説明されました。
また、富士五湖は富士山の地下水によって、湖が形成されているのではなく、周囲の山や富士山ろくの表流水があつまったもので、富士山の地下水と比べ、湖水のバナジウムの含有量が異なることがその証拠だそうです。
富士山の将来の噴火の時期は不明ながらも、巨大地震と連動する可能性もあることや、次の噴火が爆発タイプか溶岩流タイプか想定は難しく、対応がそれぞれ違うことや、フィリピン海プレートの上にある海底火Img_0084 山が太平洋プレートや北米プレートと擦れあうことで、富士山東部の低周波地震が頻発している点も指摘されています。

 講演の後に参加者より質問があり、30年前の地質学の常識が、今の時代ではほぼ新しい成果に置き換わり、高校の教科書などでも、日本列島の地質の歴史はプレート運動を抜きにして語れないことがわかりました。

輿水先生にお礼の拍手をして、3時過ぎに解散となりました。

来週の9月8日(日曜日)は堀内眞先生により「甲府盆地と富士信仰」というテーマでお話をいただきます。ぜひ皆様ご参加ください。

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