七夕人形
こんにちは、まゆこです。
豊富郷土資料館では、平成25年7月7日(日)に「七夕まつり」を開催します! すべての方が入館無料になります!
七夕クイズにお答えいただくと、お持ち帰り用の笹と七夕飾りキットを差し上げます♪ どうぞ、当資料館内の工作場で飾りを仕上げてお持ち帰りください。
左「甲府市国玉の人形注連」
また、山梨伝統の七夕人形も3種ご紹介します。山梨市市川・笛吹市勝沼町・甲府市国玉に伝わる七夕飾り用の紙人形です。人形の袂(たもと)や裾(すそ)は切り込みを入れて長く長く下げられ、そのひらひらと風になびく姿がとても優美なのです。
そして、洗練された美しさを持つこれら山梨の七夕人形には、7月7日が過ぎたあとにも役割があります。なんと、家や田畑を守る神として次の年の七夕の日まで働いてくださるのです。「七夕」と書いた紙に包まれた人形は、お蔵の入り口にくぎで貼りつけられて『御留守居さん(オルスイサン)』とよばれる泥棒除けになったり、田畑に飾られる場合は、虫がつかないように見張ってくれるのだそうです。美しいだけでなく、働きもののお人形ですよね!是非この機会に、作り方をご覧になっていってください! 右「泥棒除けのお留守居さん」
その他、宮中の七夕儀礼に古くから登場する「梶の葉」のご紹介もいたします。
「天の川とわたる舟の梶の葉に思ふことをも書きつくるかな」上総乳母(後拾遺和歌集)
平安時代の宮中人にならって、梶の葉の紙形に和歌などしたためてみましょうか♪
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