おかいこさんとねずみ除けのお札
こんにちは、まゆこです♪
平成23年に山梨県中央市豊富地区で、江戸時代中頃築の塚田家が調査・解体されました。その天井裏の柱にくくりつけられていた多数(1,550点以上)の御札の中に、「鼠(ねずみ)」と「猫」と「鬼」の字が記されたものがあります。
「鼠(ねずみ)」という字を中心に、取り巻くように鼠の苦手な「猫」とこわい「鬼」が配置されています。 「ねずみ除けの御札」と思われます。
なぜ、おかいこさんとこの御札が関係あるかって?!
もともと、養蚕と猫とは深い関係があるのです。猫には、大切なおかいこさんの天敵であるねずみを捕まえる重要な役割があったからです。
地方によっては、養蚕の神様として蚕室に「猫絵」を飾ったり、猫の絵を刻んだ石造物を建てたりしました。残念ながら、現中央市にはそのような猫絵や石造物はありませんが、養蚕のたいへん盛んな豊富地区ですから、塚田家の御札には養蚕守護を目的としたものが多数あります。
心配性のまゆこは、おかいこさんの飼育箱のまわりにこれらの御札を貼りすぎて、館長に呆れられています。
五齢・5日目のおかいこさん。 体長 6.7㎝で~す! おかいこさんが桑葉を食べる音(「雨がずっと降っているような音」ともいわれます)ザワザワ?パキパキ?ウ~ン違うかも? うまく表現できませんが、とにかく皆さん、今だけの、この音を聴きに来てくださいね!
あと数日でまゆをつくりはじめますからね。いよいよ、「おぼこひき」が迫っています!
まゆこ
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