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2013年6月27日 (木)

養蚕の道具、回転蔟製造過程の解明

Img_0163 6月26日の午後、旧豊富村木原に住んでいた渡辺さんが、友人の内藤さんの案内で資料館を訪問してくれました。手に何やら将棋盤か碁盤のようなものを持参していました。渡辺さんの話によると、お父さんの康宜さんが、回転蔟とその取付枠を生産していたとのことです。碁盤のような道具は、段ボールで回転蔟を造る道具でした。
碁盤の目のような隙間にボール紙をはさんで、外側に厚いボール紙を貼り付け、木枠を持ち上げると、きれいに外れるようです。豊富小学校のすぐ近くに工場があり、段ボールの裁断、蔟の組立、乾燥、検査、出荷をしていました。また、、蔟を10個ずつ木枠に止めて天井からつりさげますが、その木枠に、回転蔟をセットするのに、子供でもセットしやすいようにバネをつけたものを、実用新案特許の取得をしたとのことです。資料館の2階に展示しある木枠も、渡辺さんの家の製品でした。
昭和20年代の中頃、写真の回転蔟制作台をImg_0166 康宜さんがつくり、回転蔟の改良木枠を工場で組立て、蔟を大量に出荷したしたとのことです。作業は、家族のほかにたくさんの女性作業者がいたほかに、冬場は近所の農家にも内職を出したようです。
回転蔟は、昭和30年ころは甲府の伊勢町に日産回転蔟製作所・南アルプスの国光回転蔟製作所、豊富の渡辺回転蔟製作所があり、各農協を通じて農家の注文に応じていました。御坂峠を越えて郡内までも運送しました。
また、昭和27年に長野県のカタクラ製糸工場から、回転蔟の製造を視察に来ており、昭和28年ころから長野県では急激に回転蔟が発達したようです。視察が関係したかもしれませんね。
渡辺さんの実家の工場は、機械がすでに取 Img_0162_2 り払われているようですが、写真や様々な道具に興味がありますね。今度訪問できたら調査して報告しましょう。

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