三齢・三日目になりました
おかいこさんの飼育5日目、三齢・三日目になりました。体長は1.8㎝ほどです。
2日前の三齢・一日目にあげた人工飼料が、ほとんど食べつくされ、表面も乾いてしまっているので、そろそろ新しい飼料をあげます。
まずは、乾いた古い飼料を取り除き、おかいこさんの糞をふるい落としました。
おかいこさんはまだ幼虫なのに、糸のようなものを出して紙にくっついていますから、落ちません。
次に、きれいな蚕座(さんざ)に輪切りにした新しい飼料をのせ、その上におかいこさんたちをのせます。
糞や食べかすを落とした後の、古い蚕座にくっついているおかいこを筆で落とします。
まだ、食べ残しや糞が絡んでいたので、取り除こうとピンセットでつまみあげると、くっついて持ち上がってしまった!
給餌終了です。
次回の給餌は、これから眠(みん)に入り、脱皮して四齢になってからです。
「桑づけは急がず」と養蚕の手引書に書いてありました。全体のかいこが眠(豊富のことばでは「ナラビ」)から覚め、起蚕(豊富のことばで「オキッコ」)になった時期に行います。起蚕(オキッコ)を半日絶食させておいても問題ないそうです。
養蚕家は特に、この給餌のタイミングに気を使います。かいこの成長経過をそろえて、まゆの品質や出荷をそろえるポイントだからです。
難しそうですねぇ!
実は、明らかに小さい個体が2頭います。取り上げて別にし、特別にゆっくりたくさん食べられるようにしたのですが、あまり食べません。病気なのでしょうか?注意深く経過を観察したいと思います。
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